POSIWILL CAREERを利用し、看護師から民間企業への転職を決めたHさん。「今の病院にいる目的が分からなくなった」と悩まれている状態から納得のいくキャリアチェンジを果たすまでのストーリーを伺いました。

今の職場にいる目的がよく分からなくなった

Hさん（25歳）
新卒で総合病院の看護師として3年弱勤務。急性外科病棟に配属され、手術から退院まで病棟全般の看護業務を行う。22年2月から大手転職エージェントのキャリアアドバイザーとして働いている。

ーーHさんは高校生の時からやりたいことがなかった代わりに、「女性でも食いっぱぐれず、出産を経ても復帰しやすいから」と看護師を目指したと聞いています。

そうですね。看護師の仕事は消極的な理由で選びました。
10年、20年のスパンで考えた時に、つぶしがきく仕事がいいと思って。

ーーそんな中、なぜ今後のキャリアについて考え始めたのでしょうか？

今の病院にいる目的が、よく分からなくなってしまったんです。
もともと今の病院は「一人前の看護師になるためにスタンダードを幅広く勉強したい」という理由で選んだ職場でした。特定の専門分野に特化せず、バランスよく学べる職場はありがたかったのですが「どんな風になれば看護師として一人前なのか？」が分からなくなってしまったんです。

そんなタイミングで、自分の好きなことを仕事にしている友達とお茶して、キラキラしている彼女がうらやましくなってしまったんですよね。夜勤続きで休みの日を寝て過ごしてしまう自分と比べて、「自分ってなんなんだろう」「このままでいいのかな」と焦りを感じました。毎日、先輩の機嫌を伺いながら仕事をしていたので、常に気疲れもしていました。

ーー看護師の仕事に、おもしろみは感じていたのでしょうか？

生理が止まるほど忙しい毎日でしたが、仕事自体は嫌いじゃありませんでした。
ただ、医療業界はまだまだ古く、年功序列での評価体制です。加えて、専門性が評価されるので10年単位で働かないと、一人前として評価されにくい仕事です。

このまま順調に「いい子」に働いていれば、先輩みたいになれるんだろうなと先は見えていました。でも、自分の人生それでいいのかなって…。

看護師という仕事に疑問を感じる同僚もまわりにおらず、狭い職場なので相談できるような人もいませんでしたね。

「私ってなんで看護師してるんだっけ？」に向き合う

ーーPOSIWILL CAREERとの出会いについて聞かせてください。

「私ってなんで看護師してるんだっけ？」「そもそも私のやりたいことってなんだ？」「なんのために仕事してるんだっけ？」と頭がこんがらがっているのが当時の私でした。

当時は別の病院への転職か、民間転職なのかも決められていませんでしたが、とりあえず誰かの体験談を知りたくて。「看護師 転職」で検索をかけまくってたら、ポジウィルを見つけたという流れです。

ーー実際に無料カウンセリングを受けてみてどう感じましたか？

メモする時間も忘れるくらい（笑）、45分が一瞬でした。

具体的には、「頑張る」の意味を履き違えてたことに気づいたんです。

当時、コロナ病棟に異動になった疲れもあり、1ヶ月の半分くらいは腹痛や動悸がしたので鎮痛剤を内服して仕事をしていました。いつでもどこでも眠れることが取り柄だったのに、眠剤を内服しないと眠れない身体になっていて・・。気付いたら生理は半年以上来ていませんでした。

ーー体を壊す一歩手前だったんですね。

こうなっても、「私が頑張っていないから」と思って仕事をしていたんですよね。

でも、カウンセリングを担当してくれた岡さんと話して、思い込みが溶けた感覚がありました。頑張ることは苦しいことだと思い込んでいたので、岡さんに言われなければ、それを不思議に思うこともありませんでした。

ーーその気づきがきっかけで、お申し込みを決断されたのでしょうか？

無料カウンセリング自体はとても有意義な時間でしたが、安くはない金額だったので口コミもたくさん読みました。
しかし、看護師や専門職の体験談が少なく、正直迷いはありました。

けれど、無料カウンセリングであれだけすごい方に担当していただいたし、何かしら得られるものはあるだろうと。失敗したらそれはそれで学びとろうと思って決断しました。

ーー実際のトレーニングについても聞かせてください。Hさんは自己分析プランで「内面へ向き合うトレーニング」、延長プランで「転職活動のサポート」を行う構成だったと思いますが、受けてみてどうでしたか？

「何かしら学びになるだろう」とは思っていたけど、何かしらってレベルじゃなかったです（笑）。2ヶ月間、あっという間に過ぎていきました。

毎日のトレーニング、毎週の面談で得られるものが多すぎて、想像以上の価値を提供してもらえたんじゃないかなと思っています。地方の病院から東京の民間企業へ転職するなんて一ミリも思っていなかったし、予想もしない未来が待っていたなと。

ーーなかでも印象的だったプログラムはありますか？

トレーニングでは自分の過去の深堀りからはじまり、思考の癖や人生軸を徹底的に分析していきました。
蓋をしていた過去を思い返して真正面から向き合うのはとても苦しく、しんどいものでした。

結果を求められる家庭で育ったこともあり、親の望む結果を出せなかった過去の自分を「頑張ってなかったから」と認めてあげることができませんでした。　

そんな私でしたが、トレーナーの酒井さんは話を絶対に否定しないし、私の経験を根拠に、自分では気付かなかった強みを教えてくれました。

自分ができて当たり前と思っている能力は、外から見ると強みになるんだなと客観視されて初めて気付きました。
看護師を選んだという意思決定も、どんな経験も感情も、私をつくり上げる要素にすぎないんだから、結果がどうあれマイナスに捉える必要なんてないと思えるようになりました。

ーー最終的には、転職するという意思決定をされたんですね。

私は酒井さんとの自己分析を通して、「興味のあるなしに関わらず、人生でいろんなことを経験したい」という好奇心が人一倍強いことに気付いたんです。

幸い、看護師はブランクがあっても戻れる仕事です。なので、「せっかくの20代を悔いなく過ごしたい」と、思い切って一般企業への転職を決断しました。

民間企業への転職は右も左も分からず本当に不安でしたが、酒井さんが「なんでもいいので不安があったらすぐSlackください」と言ってくれたおかげで、なんとか内定をいただけました。
そのような「なんでもやります」という姿勢、バックアップ体制がとても嬉しかったです。とりあえず動いてみて、わからなかったら酒井さんに聞こうという切り替えで転職活動を乗り越えられました。

結果、トレーニングの最初に「2021年以内に内定を獲得する」をゴールに設定していましたが、無事に達成でき、今は新しい職場で充実感をもって働いています。

その仕事は、自分の意志で選んでる？

ーー同じ看護師の方に向けて、何か伝えたいことはありますか？

３年間、「看護師だから、専門職だから」って自分を決めつけていたなと感じます。実は、転職活動を始める前も「看護師だから内定もらえないんじゃないか」と疑っていた部分がありました。

でも蓋を開けてみれば、「面白いですね」と印象に残ってもらいやすい。看護師という経験を経て私が感じたことを面白いと思ってもらえる世界があることを知った時、「自分で自分の価値を狭めてたな」とはじめて気づきましたね。

なので、世の中の看護師さん、専門職の方々は、自分で自分の価値を決めつけないでほしいです。

悩むのはいいことだと思うので、ハッと気づいた時に放置せず、行動にうつしてほしい。私はたまたまPOSIWILL CAREERだっただけで、いろんな手段があると思うから。

ーー今はコロナの影響もあり「未経験の転職ができるのか不安」「スキルがないから踏み出せない」という方も多くいらっしゃいます。最後に、Hさんから応援メッセージがあれば教えてください。

私からお伝えしたいことは２つです。

まず、POSIWILL CAREER 受講前の自分に言葉をかけるなら、「人生変わる選択だよ」と言いたいです。お世辞っぽいけど本当に思ってます！
30歳になったとき、ポジウィルを受けるのと受けないのでは、顔色も絶対に違うし、将来に対する考え方とかも0か100みたいな差で違うんだとも思います。

そして新しい職場に転職して1ヶ月、やったことのない仕事ばかりだから大変だけれど、自分の意志で決めた選択だからなのか、前向きに頑張れています。
どんな仕事を選ぶにも、自分の意志で選んだ実感が大事なのではないでしょうか。選ぶ前には戻れないので、私も選んだ道を正解にしていけるように頑張ります！

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