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令和のビジネスパーソンのモヤモヤの正体は?ー今日からできる解消法ー【イベントレポート】

【こんな方におすすめ】
★自分が抱えているモヤモヤを整理したい方
★現状を変えたいがどう変えればいいのか分からない方

皆さんは、自分のキャリアに対してモヤモヤを抱えていませんか?

「自分に合う仕事を見つけたい」
「今後のキャリアプランが分からない」
「今の自分が社会に通用するのか不安」etc…

新型コロナウイルスをきっかけに働き方や雇用をめぐる環境が変化し、キャリアは会社がつくるものから個人が自らつくる時代になる中、漠然と悩みを抱える”キャリア迷子”が増えています。

この記事では、2022年6月21日(火)に開催された「令和のビジネスパーソンのモヤモヤの正体は?ー今日からできる解消法ー」のダイジェストをお送りします。次のキャリアが見える転職サイト「ONE CAREER PLUS」を運営する寺口さん、みんなでつくる仕事図鑑「JobPicks」を運営する小林さんをお迎えし、3社合同の対談形式で進めていきました。

⭐️ Twitter #自分でキャリアをつくる で視聴者の感想がご覧いただけます

【登壇者】
寺口浩大(ワンキャリア Evangelist)
小林将也(ニューズピックス JobPicks BizDev&Growth)
岡千尋(POSIWILL CAREER カウンセラー/トレーナー)

自己紹介

岡:「モヤモヤ」に紐付けてキャリアをお話しすると、自分が1番モヤモヤしていた時は新卒で入社した銀行員時代です。

何となく会社にフィットしていない気がするけれど、何が原因でモヤモヤしているのかを言語化できていない状態で、苦しい2年間を過ごしました。
その後入社したリクルートキャリアの採用面接で、人事の方が自分ととことん向き合ってくださり、モヤモヤの原因がクリアになったことをきっかけに、ようやく前進できたような気がしたという経験があります。

現在は、自分がキャリアに悩んだ原体験をもとに、日々ユーザーさんのモヤモヤとキャリアに向き合っています。

岡が関わるサービスはこちら(POSIWILL CAREER)


寺口さん(以下、敬称略):34歳、社会人11年目、4社目の寺口です。

僕も20代の頃はずっと「上手くいかないな」という気持ちで過ごしていました。
というのも、モヤモヤの原因が人なのか仕事内容なのか、そもそも働くということ自体なのか、一体何が自分に合っていないのかが分からない状態でした。

一方で、色々試してみないと分からないことって沢山あるなと思っていて。
自分で体験しないと分からないことでも、やってみた人の話を聞く(疑似体験)ことで解消することもあると思うので、今日は皆さんが疑似体験をして、一歩踏み出すきっかけの時間になればと思います。

寺口さんが関わるサービスはこちら


小林さん(以下、敬称略):僕は大学卒業後、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を運営する株式会社ニューズピックスでマーケティングの仕事をしており、新卒3年目です。

現在キャリア系のメディアで、“みんなでつくる仕事図鑑”をコンセプトに色々な職業情報をまとめています。そのインタビューのなかで、これまでさまざまな職業人の仕事への向き合い方や困難の乗り越え方、大変な時のマインドの持ち方などを沢山伺ってきたので、今日はそういった面からお話しできればと思います。

小林さんが関わるサービスはこちら(JobPicks)


まずはモヤモヤを書き出してみよう

司会:今回のイベントでは、ご自身が抱えるモヤモヤを紐解き、自分なりのネクストアクションを見つけることをゴールに、ワークに取り組んでいただければと思います。

岡:私自身カウンセリングをしていると、「強み」や「市場価値」などの漠然とした言葉でモヤモヤされている方が多い印象があります。
そういったお話を聞いた後に、私は必ず「現状や現職に対してどんなモヤモヤを抱えていますか」という質問をしています。より具体的に、今自分が一番不満に思っていることを絞り出すためです。
皆さんもお手元のノートなどに、現状の何が嫌なのか、何にモヤモヤしているのか書き出してみてください。

ちなみにPOSIWILL CARRERのユーザーさんに多いモヤモヤの例がこちらです。

参考にしつつご自身で掘り下げながら、書き出せるところまで書いてみてください。

モヤモヤの一番根本の部分を知るために最も効率的なのは、とにかくモヤモヤを吐き出してその中で1番を決めるということです。
1番を決められない人は、「そもそも何に期待してこの会社に入ってきたのか」「でも今実際はどう思ってるのか」というギャップに注目して掘り下げてみるのがいいですね。
きっとそこに1番モヤモヤしていると思うので。

自分の理想の状態は?【4Lワーク】

岡:次に、5年後10年後と長期的に考えた時に「どんな状態が理想なのか」ということを考えてみましょう。
ここで使うフレームワークが「4L理論」というものです。「4L理論」とは、キャリア=仕事ではなく、キャリア=人生全てと考える理論です。こちらの4つの項目において、自分の理想のバランスが取れていることでより良い人生になる、と言われています。
そこで今回はこの「4Lワーク」を通して、自分がどこに自己実現のベクトルを持っていくのか、 どのようなバランスにしていくのかを考えてもらえればと思います。

①「仕事」
②「愛」(家族・パートナー・友達)
③「学習」(自己実現を叶えるため具体的に学びたいこと)
④「余暇」(趣味や副業、個人的な活動)

以上4つの項目ごとに、3,5年後に仕事やプライベート、ライフイベントも含めてどういう状態だったら最高と思えそうか、考えてみてください。

ここは具体的でなくても構いません。「仕事で1つ案件を任されているといいな」「結婚できていたらいいな」など、理想的な状態を出していただけたらと。

次に、その最高の状態になるためには、今の選択や環境の延長線上で叶えられそうかをYes or Noで考えてみてほしいです。

小林:ここは定数と変数で分けて考えたいテーマですよね。
自分の力で動かせるものなのか、そうではないのかというところは、しっかり分けて考える必要があります。自分の力で動かせないものにモヤモヤして引っかかってるのであれば、今の環境に居続けるのは良くないのかなと思いますね。

岡:おっしゃる通りです。もし「Yes」であれば、具体的に何をやっていく必要があるのかということがネクストアクションになります。
「No」の場合は、何を変えていく必要があるのかを考えてみてください。

夢中になった経験から考える

そもそも働く喜びを実感するためには、自分の持ち味が生かせるような仕事内容・組織風土・関係性であるかが大事だと言われています。
そのためにまず、自分の長所や持ち味を自覚しているか、またそれを発揮できるような場所やポジションを選べているのかというところを整理してもらえたらなと思います。

ここで考え方のヒントとなるのが、「人生で一番義務感なく夢中になったな」と思える体験です。
今自分がその時のように夢中になれている感覚を持てていないのであれば、そもそもその時の自分らしさとは何か、なぜ頑張れたのかということを整理していくと、自分の仕事内容や職場環境がフィットしているのかがわかります。

他にも、5W1Hの項目で自分の希望とのズレを認識することも大事です。例えば、将来的に結婚してパートナーと一緒に暮らしたいけど全国転勤の仕事である、とか、リモートワークしながら子育てしたいけどそもそも制度がない、など。この項目に沿って、自分は何を大事にしたいのかが分かれば、そのために何を変える必要があるのかということがクリアになると思います。

自分の理想を認識することの大切さ

岡:ここまで私からざっと説明しましたが、お二人のご感想はありますか?

小林:今の延長線上に自分の理想にしてるものがあるのかを1回ちゃんと止まって考えるということはとても大事だなと。
僕は全てにおいて、正しい波に乗ってから頑張るということが大事だと思っています。正しくない波で頑張ると、頑張れば頑張った分だけ苦しくなる。
この波が正しいものなのか、ちゃんと1回考えてみる、第3者に相談してみるという機会はとても大事だなと今日改めて思いました。

寺口:仕事自体、僕は「シンプルに楽しい!」というものではない気がします。夢のない話ですけど、仕事に対する期待は適切なものを持った方がいいのかなと思います。
でも人間って希望がない時に嫌な部分がどんどん出てくると思うので、せめて自分のいる業界や会社や産業は、国の経済全体が伸びていたときのような、希望のある場所にいたいなと話を聞いていて思いました。

司会:ありがとうございます。最後に、事前にいただいた質問で、参加者のみなさんが自分の理想を考える時に参考にできそうなものがあったので、ご紹介します。登壇者のみなさんは何を基準にキャリアを積みましたか?

寺口「不自由さから逃げる」ということですかね。かっこよく言ったら「自由を求める」なんですけど、言いたいことが言えない、やりたいことができないなど自分が選べない状況になったときに、どうやったら選べる状況になるのか、を考えてきました。選べる権利が常にある状態でいれるために努力したいですね。

:私は最初安定を求めて銀行で働いてたんですけど気持ちが満たされなくて、24歳の時に自分は何を大事にしたいのか?を真剣に考えました。そこから、気力も体力もあるうちに自分の足で立てるように成長したいと思いリクルートに入社しました。そこで実績を残せたので、今度は会社の看板なしに個人として強くなりたいと思い今に至ります。

小林何が1番ワクワクするかを基準に選んでいますかね。僕は5年後のために今年1年とか向こう2,3年我慢しないといけない状況を受け入れられるタイプではないので、先のことは分からないしもしかしたらマイナスに振れるかもしれないけど、今年1年これをやったら楽しく働けそうだな、ということを基準に選んでいきたいと思っています。



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