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20代で天職に出会うために、今できること【市場価値理解編】ダイジェスト

【こんな方におすすめ】
★自分に合う仕事ってなんだろう?
★自分の強みを活かせる職に就きたい


今の仕事が”天職だ”と思えていますか?

「自分に合う仕事ってなんだろう?」「自分の強みを活かせる職に就きたい」そう思いつつも、なかなか見つけられていない人が多いのではないでしょうか?

キャリア形成において「20代では専門性を磨け」といわれるように、できることなら20代で自分の仕事の方向性は定めておきたいもの。

この記事では、2022年5月24日(火)に開催された最終回「市場価値理解編」のダイジェストをお送りします。みんなでつくる仕事図鑑「JobPicks」を運営する小林さん、次のキャリアが見える転職サイト「ONE CAREER PLUS」を運営する寺口さんをお迎えし、3社合同の対談形式で進めていきました。

⭐️ Twitter #自分でキャリアをつくる で視聴者の感想がご覧いただけます
【登壇者】
寺口浩大(株式会社ワンキャリア Evangelist)
小林将也(株式会社ニューズピックス JobPicks BizDev&Growth)
岡千尋(ポジウィル株式会社 POSIWILL CAREER カウンセラー/トレーナー)

自己紹介

20220420_自分でキャリアをつくる【職種理解編】

岡:ポジウィルの岡と申します。

私は新卒で銀行に就職したときには、全く市場価値を意識していませんでした。
ただ、2年くらい働いてふと、自分のスキルは磨かれているのだろうか?と疑問に思いまして...営業の力をつけようとリクルートに転職をしました。

そこで4年半くらい働く中で感じたのが、自分が頑張って出した実績はリクルートという会社の看板の力であって、自分の力ではないということでした。自分個人としての力をもっと高めていきたいと思った私は、ベンチャー企業を経て、スタートアップであるポジウィルの立ち上げからジョインしました。

今日は、さまざまなフェーズの企業で働いた経験から、色んな視点でお話しできればと思います。

 ▼岡が関わるサービスはこちら(POSIWILL CAREER)


20220420_自分でキャリアをつくる【職種理解編】 (1)

寺口さん(以下、敬称略):ワンキャリアの寺口と申します。

参加者の方は20代後半が一番多いですが、幸か不幸か僕は20代のときずっとキャリア迷子でして...3回転職しました。たくさん悩んで失敗した経験の話が、少しでもみなさんのヒントになればと思って、ここに立っています。

今日は、働く人たちが、マーケットとどう向き合っていけばいいのかという話をできる限り分かりやすくお伝えできればと思います。

▼寺口さんが関わるサービスはこちら(ONE CAREER PLUS)


20220420_自分でキャリアをつくる【職種理解編】 (2)

小林さん(以下、敬称略):NewsPicks、JobPicksの小林と申します。

JobPicksは「みんなでつくる仕事図鑑」というコンセプトをもとに、ジョブ型時代を支えるメディアを目指しています。世の中にどういう仕事があるのか?その仕事がどういう内容なのか?どういう人たちがやっているのか?といったことを発信しています。

JobPicksをやっている中で見えてきたマーケットや市場価値の話、また自分が事業会社の中で働いている中で見えている景色をお伝えできればと思います。

▼小林さんが関わるサービスはこちら(JobPicks)


前回のおさらい

20220420_自分でキャリアをつくる【職種理解編】 (3)

司会:20代の4割が  「今の仕事は、自分に合っていない」と感じています。

そのような中、4割の20代が天職に出会うためにはどうすればいいか?を考えるのがイベントの趣旨です。
第一回は、ポジウィルの岡主体で「自分の強みを理解する」をテーマに、第二回はJobPicksの小林さん主体で「職業を理解する」をテーマにお話ししてきました。
最終回となる今回は、ONE CAREER PLUSの寺口さん主体で「市場価値を理解する」をテーマにお話しいただきます。

これまでのイベントレポートはこちら!
▼第一回
「20代で天職に出会うために、今できること【自己理解編】ダイジェスト」

▼第二回
「20代で天職に出会うために、今できること【職種理解編】ダイジェスト」


そもそもなぜ労働市場を意識する必要がある?

20220524_自分でキャリアをつくる【市場価値理解編】

寺口:僕が初めて転職したのが26,7歳の時だったんですけど、その時にびっくりしたことがあって...当時銀行から転職したいと思ってキャリアアドバイザーの人に相談したら、「金融以外行くんだったら、どこに行っても200万円年収が下がります。」「できることに対してもらいすぎです。」と言われたんですね。それが結構ショックで...

今後転職をしていくのであれば、働く人としての自分を資産運用していかないといけないなと初めて感じました。こういう話って、特に今はみんな意識しておいた方がいいと思うので、今日お伝えしたいと思います。

20220524_自分でキャリアをつくる【市場価値理解編】 (3)

寺口:まず、そもそもなぜ労働市場を意識する必要があるのか、という話をします。前提として、僕はキャリアを選択していくことは、常に損得と好き嫌いのせめぎ合いだと思っています。

例えば、昔恐竜が好きで恐竜博士になりたいと思っていたのですが、周りから「夢だけでは食べていけないよ」と言われて...その後に目指したものも稼げない食べていけないと言われたことで、食べていけないということはいつも本当に興味のあることの前に立ちはだかるなと感じて、キャリアは常に損得と好き嫌いのせめぎ合いの中で選択していかないといけないと思いました。

好き嫌いは簡単で、好きなことをやりたいじゃないですか。
となると、損得というものがどう決まるのか、ということについて、そのゲームルールを理解できれば、できる限り好きなことに寄せることができると思っているので、損得の話をしたいと思います。

20220524_自分でキャリアをつくる【市場価値理解編】 (2)

寺口:損得というものはキャリアの「投資戦略」であって、好き嫌いというものは「自己実現」つまりどう生きたいかということです。具体的に言うと、いくらもらえるんだっけ?このキャリアで生きていけるんだっけ?ということがちゃんと分かれば、好きなことで自己実現しやすくなるわけですよね。僕だったら、恐竜博士の稼ぎ方をちゃんと知っていたら、恐竜博士を目指し続けられたかもしれない、というわけです。

つまり、投資戦略を知らなければ、自己実現ができる確率が下がってしまう。それってもったいないですよね。

そこで今日はみなさんに「キャリアの投資戦略ってゲームみたいでおもしろいかも。」と1ミリでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

市場価値はどう決まる?

20220524_自分でキャリアをつくる【市場価値理解編】 (1)

寺口:次に、市場価値ってどう決まるの?という話ですが...
基本的に市場がある限り、価値というのはそれを欲しい人とそれを与えられる人のバランスで決まると思っています。需給バランスですね。

命の価値はみんな一緒だと思うんですけど、労働人材としての価値は需給で決まります。そのスキルや経験が欲しい企業が増えると争奪戦になって年収が上がっていくわけです。例えば、スマホゲームが全盛期だったときはスマホゲームを作れる人の給料が高かったですよね。作りたい企業は多いけど、作れる人が少なかったから。

岡:寺口さんはこれまで紆余曲折されてきたと思うんですけど...具体的にどういうことを考えてこれまでのキャリアを作ってきたのかお伺いしたいです。

寺口:僕が個人として資産価値を上げていくうえで意識したのは、まずは所属企業の中で替えの利かない人材になることです。これは常に企業と個人の間で綱引きみたいになっていて。

例えば、僕にしかできない仕事があることって、会社にとってはリスクなんですよね。辞めたらなくなっちゃうから。企業はできる限り属人性を排除して再現性を持たせた方が安心。でも個人としては、自分ができることをみんなできるようになってしまうと、別に自分じゃなくていいとなるので、常にこの属人性と再現性の話はあると思います。

何だったらちゃんと知見はみんなに共有しながらも、自分が替えの利かない人材であり続けられるのか、まず社内で自分にタグをつけていくことが第一歩でした。

岡:例えば、私が最初銀行を選んだのは、好き嫌いではなく損得で選んだと思っていて。リクルートキャリアもわりと損得で選んだと思っているんですね。そのあとクリエイティブな仕事がしたい、と好き嫌いで振り切ってCRAZYを選んでいて。結果、好き嫌いと損得のせめぎ合いでちょうどバランスが取れているポジウィルという会社を選んだという変遷があります。

私の投資戦略としては、元々は会社のブランドを使って自分の価値を高めてきて、自分の武器や経験値が増えてくると、選べる選択肢が増えたなという感覚があります。
好き嫌いと損得の両サイドに振り切ったからこそ分かったものがあると思います。

寺口:まさにそうですよね。小林さん、これまでの話で何かありますか?

小林:〇〇さんならAさん、という話で、一個大事だなと思うのが、僕は「ガッツメーター」って呼んでるんですけど、自分の過去の経験値によって形成された特有の判断基準ってあると思ってて。例えば寺口さんだったら、寺口さんがやってきたからこそ、このことについて寺口さんはこう判断できるけど、それは特有なものである、ということがあると思っています。

属人的なものと特有なものは違う感じがするんですよね。経験値をどんどん貯めていくことによって、ガッツメーターが高まっていくので、すごく大事だと思います。

天職とは何か?

司会:これまで「天職」をテーマに全3回イベントをやってきたわけですが、最後に改めて、「天職とは何か?」についてみなさんの考えを教えてください。

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岡:向いててかつ納得しているか、が大事だと思います。私は最初損得だけでキャリア選択をしてあかんということに気付き、次に好きに振り切った結果自分の適性に合ってないと気づき...結局損得と好き嫌いのバランスが一番取れているのが今で、めちゃくちゃ納得できているんですね。

かつ、自分がなぜ今この仕事をしているのか、ストーリーを持って語れる仕事、それが天職なのかなと思います。

小林:僕は納得感とともに、自分の得意を生かしていることがすごく大事だと思うんですよね。​​人それぞれ特徴とか長所っていうものがあって、それが1番市場価値を作ることだし、自分の納得感を1番作ってくれることだと思いますし、自分の実現したいことを実現する時の武器になってくれるものだと思うので、それを活かせる仕事こそが天職なのかなと思いました。
ちゃんと得意を生かして、みんな生きていこうぜってことですね。

寺口:人材研究所の曽和さんが「人には強みも弱みもありません。人にあるのは特徴だけです。」って言ってて。その特徴があるポジションについたら強みになるし、その特徴があるポジションについたら弱みになるっていう話だと思うんですよ。

例えば、僕はすぐに気が散るんですね。だから事務の仕事をしている時ってめっちゃミスが多かったんですよ。でも逆に、すぐ気が散るということは、周りの声とか全部キャッチしてるんですね。今PRの仕事してたらアンテナが高いねって褒められるんです。でも僕自体は特に何も変わっていない。

だから、強みも弱みも特徴×ポジションでしかないなって。特徴とポジションがハマっているとちゃんと主観で思えるものが天職なんじゃないかなと思います。

次回予告!

次回の「#自分でキャリアをつくる」シリーズイベントの開催は
6/21(火)20:00-21:00です!

新型コロナウイルスをきっかけに働き方や雇用をめぐる環境が変化し、キャリアは会社がつくるものから、個人が自らつくる時代になってきています。

そんな中で、自分のキャリアに対して漠然とモヤモヤを抱える人が増えています。
「自分に合う仕事を見つけたい」
「今後のキャリアプランが分からない」
「今の自分が社会に通用するのか不安」etc…

次回イベントでは、自分がなぜモヤモヤしているのか、その正体を突き止め、解消する方法をお伝えします。
モヤモヤを言葉にして一緒に整理していきましょう!

【こんな方におすすめ】
・自分が抱えているモヤモヤを整理したい方
・現状を変えたいがどう変えればいいのか分からない方
・昨今よくあるお悩みのパターンと要因を知りたい方

▼参加申込はこちらから
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_y7OaM_aMQJy-Xr1Lhb4TjQ

🌸 キャリアに関する無料カウンセリングはこちらからご予約できます。
「今の仕事を続けていいのかずっと悩んでいる。」
「新しい環境でモヤモヤしている‥」
というみなさま、この機会にぜひご活用ください!